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Pick Up!
- KAWAYOSHIメッセージ
- "物流のプロ"への転換を目指す!
- ~代表・川口栄計の想い~
今の業界は、「顧客目線」が抜け落ちている
私たち川由は、1966年の創業以来、“決して表に立たず、報いを求めず”を理念として、お客様の喜び、満足をひたすらに目指してまいりました。今日では、奈良県下でトップクラスの段ボール生産量を誇るまでに成長し、「地域でナンバーワンの段ボール企業になる」という目標は、一応の達成を見た感があります。 しかしながら、バブル経済とその崩壊、グローバル化に伴う海外資本の参入、近年のリーマンショックなど、経済環境の変動は劇的です。今日、私たちも決して安穏としておれないというのが、偽らざる心境であります。 振り返って、現在の段ボール業界はというと、今なお「量」が重要視されます。企業の事業規模の物差しが、トンや平米という紙の使用量になっているのがその象徴です。そして、本来は紙から生まれるサービスの質で勝負すべきなのに、使用量のみを競っているのは、目線が完全に「作り手側」にある証拠です。 これでは、お客様が求める、きめ細かい営業はできません。物量勝負の売り方は、もはや通用しない。私は肌身に感じ、何か突破口を開かねばと、数年前から思索を練っておりました。
新システム構築は、「提案力企業」への布石
顧客の目線に立つためには、段ボール企業としての発想を捨てなくてはならない。求むべきは、新しい企業アイデンティティの確立ではないか…。 そう考えた私たちは、その布石として、2005年に中小企業基盤整備機構の認定を受け、3次元包装設計システム「3DPPS」を構築。製品本体の3Dデータから2次元の図面展開図を作成するもので、徹底した作業効率化と顧客満足を果たす、独自のシステムです。 3DPPSの活用による最適・最速な包装仕様の提案、梱包材の共通化やアソート(組み合わせ)、組立加工を含めた複合的な提案など、資材費削減や大量生産による力ずくのコストダウンとは違う、提案力を軸とした、コスト削減と顧客満足の両立を目指しました。 さらに、大手物流企業や流通関係の実務経験が豊富な人材を役員として招き、提案力の根幹となる営業体制を一気に強化してゆきました。
物流のトータルソリューションこそが、真の顧客サービス
「梱包材主体の事業から、パッケージングをベースとした総合物流コンサルタント企業への転換」。これは、当社のこれまでの歴史を見ても類のない、大きなイノベーションです。 近年、コストや品質面への顧客要望は高まる一方です。これにこたえるには、単独部門の努力のみでは限界があります。物流全般のトータルソリューションなくして、お客様にも、私たち企業にも、真の満足はありません。物流と深く関わるパッケージ事業に長年従事してきた私たちには、それがよく分かるのです。 パッケージ・物流・資材の三者が生み出すシナジー効果を遺憾なく発揮し、「真の顧客目線サービス」をコンセプトに掲げ、“物流のプロ”としてトータルコストダウンを提案していきたいと、強い意志で取り組んでまいります。